中間ストーリー3
                        ~殺戮キル中毒者ジャンキー

                  
???1「さて・・・・・・悲しくも楽しい戦いが始まっているようだ・・・!」

???2「お前はいいよなァ? 奴等の戦いが視れて・・・よォw ベリアル?」

ベリアル「こんな力望んで得た訳じゃねーよw   ・・・おいおい、悪男押されまくってるじゃねえかよ」

???2「へぇ・・・っつーことはだ、そろそろ俺らの時間って事で・・・いいんだよな?」

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一方の正男達・・・


戦いは・・・一方的だった。



いくら山賊の中でそれなりの地位を持つ悪男といえど、武器を持ってる兵士5人を素手で倒せるほどの力を持つ正男達と相対す程の力は・・・



残念ながら持ち合わせていなかった。









浩二「だから逃げろと言った筈だよ?  おとなしく降参すれば村の人に引き渡すだけで殺しはしないよ?」

悪男「そう・・・かよ・・・」




だけどな・・・。


悪男「どっちでも・・・・・・関係ない!」



浩二「!」



悪男は地面を蹴り、浩二達と正反対の方向に猛スピードで走り出した。


浩二「逃げるのか!」

悪男「うるさい・・・・・・こっちは・・・最初から・・・・・・・・・そのつもりだw」



正男「待て!」

正男はとっさに悪男に石を投げた。

しかし石は走っていく悪男の前で失速し、足止めどころか悪男に当てることさえ出来なかった。




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数分後・・・
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悪男「ハアッ・・・ハアッ・・・ここまで・・・逃げ切れば・・・・・・奴等も追ってこないだろう・・・」

悪男は傷だらけの体で走りながら、正男達から逃げ切ることに成功したのだった。



悪男「今頃・・・アジトから・・・・・・・・・副ボスが・・・・・・・・・視て・・・いるだろう・・・・・・」



正男達と悪男たち山賊のアジトは遠く遠く離れている・・・・・・視える、視えないの話ではないはずだが・・・。

???「ここだ!! おい!! 居たぞ!!」
???「奴は今怪我を負っている! チャンスだ! 逃げないように包囲しろ!」
???「捕らえて今までに村にしてきた事を分からせてやろう!!」

悪男「!?」










顔を上げると悪男は武器を持った50人ほどの村人に囲まれていた。





悪男は愕然とした・・・。














逃げようにも足に力が入らない。















悪男(・・・今までのツケが回ってきたらしいな・・・w)





悪男は嘲笑し、空に唾を吐いた。










悪男(俺もここまでか・・・)










村人1「連れて行け!!!」







悪男は腕を引きずられ、そのまま農民達は村へと向かいかけた・・・。











奇妙な笑い声が聞こえたその時までは。


???「あれぇ? あれぇ? あれ~~~~~~ええぇぇ?」

村人2「何だ? この声・・・貴様もこの男の............................................」



突如現れたその男は、ニヤニヤと嗤いながら左手でその喋っていた村人を抉り刺し殺す。



???「何 俺の部下、こんなにしてくれてんの~?」

村人3「何だ! お前は!!」
村人4「よくも仲間を!!」
村人5「お前も連行してやる!」


???「何だ・・・ねぇ・・・? ちょっと尊大すぎんだろ~よォ?
     ルシファーだ、覚えとけよwww お前等を殺した奴の名なんだからなwwww」

村人「名前なんか聞いてねえよw バカが」
村人「・・・何だ? こいつ・・・ 正気か? おまえ一人でそんな真似出来る訳・・・」

次の瞬間・・・













ザシュ グチャ メリッ ボキッ ドシャ パキ ドボッ ゴボッ 








村に響く奇妙な奇妙な音。







普通では先ず起こりえない音。






何かが壊れる音、何かが裂ける音、何かが千切れる音、何かが切れる音、何かが抉れる音、何かが突き刺さる音、何かが噴出す音、何かが倒れる音。






それら全てが同時に起こったかと思うと・・・・・・数秒後、街には静寂が訪れた。









そう、音が鳴り止んだ時、その場にいた全ての村人達は命を落とした。



ルシファー「・・・・・・最高だぜ・・・お前ら・・・!」




赤いペンキが引っくり返った様になっている地面に足を踏みおろしながら、楽しそうに楽しそうに・・・。

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正男「くそ~ 取り逃がしたか・・・」

浩二「今思ったんだけどさ、さっきまでの興奮してた僕達って・・・完全に悪役だったよね・・・」



浩二はしみじみと言った、

  

確かに、さっきの浩二達は「悪役」と呼んでもいいほどの様子だった。



ザトシ「ワタシ ナンニモ喋ッテナカッタヨ~~」



正男「失せろ」



ザトシ「OTTTTL」



正男「でも確かに・・・そうだったな・・・」




ザトシ「人間・・・ 誰しも心に闇を抱えている・・・」



正男「塵になれ」




ザトシ「OTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTL」




正男とザトシがふざけている間に、割としっかり者の浩二は、「この先、村」と書かれた看板を見つけていた。




浩二「あっ! 村へ入る門が見えてきたよ!!」



正男「mjsk」



???「楽しそうだな・・・」



正男「!?」



ザトシ「誰だ!!」








前方から聞こえる、楽しそうな声。



ユラリと幽鬼の如く、夜闇に大剣をきらめかせながら、男はそこに立っていた。






???「実に楽しそうだ・・・なら、俺の役目は決まっている・・・・・・!お前ら全員を悲しい顔に塗り替えてやる。それが俺の使命だ・・・・・・そう思う事にしよう・・・・・・!」



浩二「・・・何言ってんの?」

正男「・・・ザトシ並に変人だな・・・」



???「あんな悪男というカスに手を出したばかりに・・・ここで死ぬことになるとは・・・・・・残念な奴等だw」



浩二「残念な喋り方の奴に言われたくは無いんだけどw」

正男「敵か!!」



???「俺の名が知りたいか・・・? 知りたいのか? 知りたくないのか? いや、知りたいよな ベリアルという・・・ 気軽に話しかけてくれ・・・・・・じゃない!! こいつは敵だった!! しょうがない・・・前言撤回! 気軽に話しかけるなよ!!




正男「何だ・・・?・・・この逝かれてる奴は・・・」



ベリアル「安心しろ・・・ベイルの力は使わないw 使ったら瞬殺だろうし、それは俺にとって最も悲しい事態だ・・・!」


浩二「こいつ・・・ベイル!?」



ザトシ「山賊がベイルな訳ないだろ・・・」



正男「とにかくさっさと片付けるぞ!!」






ベリアル「そんな訳で、ちょっとは俺を楽しませろよ?」

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