ニック&悪男




ニックが何故嫌われるかについての議論。


ニック「ふざけんな!!!」


彼はそう声を張り上げるなり、強く机を両手で叩き立ち上がった。

 


ニック「なんで俺だけこんなに嫌われるんだよ!!糞が!!」

 

相談室的な部屋で彼は1人狂ったようにしゃべり続けた。

 

悪男「仕方がないでしょ…あんた、ぶっ殺すとかすぐ言うし…」

 

ニック「ぶっ殺すとかお前の主人が、何べんも吐きちらしてるだろぉおおがあああああああああ!!
    つかあいつらの主語だろうがそれ!!!そんなキャラがいるのに対してなんで俺なんだよ!!」

 

彼の発言の余韻が失せるなり、部屋は静寂に包まれる。

 

ニック「大体なんだってんだよ…なんだよ…なんで俺とお前だけなんだよ…
    あんまり言いたくないけど、地味すぎるぞこのメンツ…おい。」

 

悪男「……」

 

ニック「きいてんのかよこのガキ…どうにかしてでも、文字稼ぎしないとだな…」

 

悪男「……」

 

ニック「この文字の塊の需要がねえんだよ…」

 

悪男「じゃ、だれか呼びます?」

 

ニック「ほぉ、誰を呼ぶ?」

 

悪男「うーんこのルーレットで決めましょうか。」


悪男はどこから持ってきたのか、時計を連想させるような円形のルーレットを取り出し、テーブルの上に置いた。

 

ニック「なんかやたらと紫色が多いな、大丈夫かこれ…」

 

 

b・正男・r・浩二・b・ヘラルド・r・クリス…

 

ニック「間に入っているbとrってなんだよ。」

 

悪男「……」

 

悪男は背後を向き、いままで下ことのない微妙な顔をした。

 


ニック「これ結構な確立であたるだろ?
    なんかあんのかこれ?おい、なんだおいその顔…なんか心あたりでもあんのか?」

 

悪男「いえ…いえ…ないです…ないですうん。ないです。」

 

ニック「まぁいいや。ん?なんかかいてあるぞ?」


”このルーレットは当たった人を瞬間移動で3分呼び出します。
 3分たったら元の位置に消えます”


ニック「お!3分だってよ!そのbとrが危険だったとしても足った3ぷ…」


悪男「3分!!!????」


ニック「!? 何だ!びっくりさせるなよ!!」

 

悪男「おぉおおおおおおお!!3分もあってしまうのか…3ぷん…!3分は長すぎる…3秒で十分だ…!」

 

ニック「おい、どうする…?やめるか?」

 

悪男「(回さないと出番がないとか言ってなんか絶対やってくるだろうし…)」

 

ニック「どうするんだよ?」

 


悪男「やりましょう…男として…」


悪男は思わず固唾をのんだ。

 

ニック「それでこそって感じだな。じゃあまわすぜ!」

 


ニックは赤いスイッチを押すとルーレットがすばやく回り始めた。

 

悪男「このボタンを再度おすことで止まる仕組みのようですね…」


ニック「じゃあおすぞ…」

 


ピピピピピピ

 

ピー

 


悪男「あーー、コイツは…」


ニック「……」

 

その瞬間、ルーレットは赤い光に包まれ、その光から人影が映し出された。
そしてその人影は、本当の人と化す…。

 


?「あれ?ここは?」

 


ニック「たしか…"浩二"とかいったっけ?」


悪男「(また微妙なのが来たな…)」


浩二「え?どういうこと?なんで?兄さんは?」

 


ニック「このルーレットでな…」


ニックはこの一連の事柄を浩二に説明すると、浩二は納得し、椅子に腰掛けた。


浩二「あーたったの3分か。じゃあいいや。なんだし秘密を語ろうか?」

 

悪男「おぉ!これぞこういう番外編の醍醐味!!どうぞ!!」

 

浩二「えっとね…まず僕のお父さんのことなんだけど。
   昔僕は体がひ弱で、生まれたときとか呼吸困難で生きるか死ぬかの瀬戸際をさまよっていたんだよね。」


ニック「ほう…」


浩二「で、まぁそれから僕は小学生になるんだけど相変わらず体が弱くて、それにつけ込まれたのかある日車で誘拐されて
   あがくにも足掻けなくてね…」


悪男「ふむ…」


浩二「その時父親に助けられたんだけど、よかったなぁ…あのころは…」
   


この調子で浩二はダラダラと話を語り続け、この部屋はなんだかんだで良い雰囲気に包まれた。

 


ニック「へぇ〜一応覚えておくぜ。」


悪男「なるほど…家族は。やっぱり身内は、大事だね。」

浩二「あ、赤い影が消えていく…もうそろそろだね。」

 

ニック「おぉ。じゃあな。」

 

 

浩二は去り、再び部屋は静かになる。


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ニック「なかなかいいじゃないかこれ!よし!次だ!」


ニックはそのままのテンションでルーレットを回した。

 

悪男「お願い…!こないでくれ!!!」

 

悪男はそう言った瞬間、ルーレットを静止させた。

 

 

 


”ヘラルド”

 

 

 

?「ん〜ぁ。ねみぃだりぃ。」

 

ニック「冒頭からなんだそのセリフは…ヘラルド隊長よぉ!」

 


ヘラルド「おぉニックか。まぁなんで俺がここについたかは文字の都合できかんが、おまえ仕事サボってるだろ?
     つか、お前人気投票でめっちゃ下だな。やっぱお前みたいなデスウンコはダメだな。」

 

ニック「うぅ…」


悪男「(酷いな…てかデスウンコってなんだよ…)」

 

ヘラルド「だってよぉ隊長の俺にもなんか時々命令口調だし、お前死んでも読者だれもかなしまねえだろ?」

 

ニック「くそ…言いたいことばっかいいやがって…!じゃあ読者の皆様に聞こえるように言うがお前…数ヶ月前他国の王に
    あいさつに同行したとき…おまえ覚えているのか!?」

 

 

〜数ヶ月前〜

 

王みたいな人「おぉ君!ワザワザ兵をつれて…よく来てくれた!」

ニック「あ…はい。」

王みたいな人「今日は君たちの国のとある人からの届け物を拝見しにきたんだが…」

ニック「いや…それが俺の相方にあずけていまs」

 

 

「紙がねえ」

 

 

 

ニック「は?」


ニックはおもわず意識せずにそう言を吐いた。


?「だからウンコしてんのに紙がねえってんだよ。」

 

無線越しにそう声が聞こえる。

ニック「お前のトイレの事情なんてしらねえええよ!あと…今日が何の日か覚えているのか!?」

 


?「あ、なんか王に品物を届ける日だっけ?どうでもいいや。」

 


ニック「"どうでもいいや"じゃーーーーねーーーよ!!!!」

 

〜終わり〜

 


ニック「その後に王に会いに行ったときも鼻くそほじりながら品物に触れやがって!!」


ヘラルド「記憶にねぇなぁ」
     

悪男「(流石は町1つ焼き払った男だ…究極に能天気というかバカだなこれは。)」

 

ニック「なんで俺よりお前のほうが好かれる?死ね!!!」

 

ヘラルド「お?俺と喧嘩しy」


ヘラルドの周りの赤い光が消え、姿がどこかへと失せた。


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ニック「くそ…だからあいつは…!」

悪男「でもこれなかなか人を知る機会が増えますね…」


ニック「気を入れなおして次だ!」

 

悪男「こんどは僕に回させてください。」


ニック「お?お前もやりたくなったか?別にいいぜ!」

 

悪男「(次は…正男の詳細を知りたいな…!)」


悪男は目を瞑りながらルーレットを回した…。


ニック「ぉ?なんかブザーがなってんぞ?あたりか?」

 

 

?「xgrchr4fいc5fん5gk5gん3gヴぉrtじょ!!!」

 


悪男はその意味不明な怒号を聞いた瞬間、心臓が止まったような気がした。

 


そして…


悪男「うわぁ嗚呼ああああああああ嗚呼ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


?「何打お前絵ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!
  んもぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおゆるさねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
  俺のラジオ体操を妨害するやつは!!!!殺すって決めてんだよぉぉおおおおおおおおおおころす!!!!!」

 

ニック「(夜の9時にラジオ体操してんなよ…)」

悪男「(ラジオ体操絶対今日から初めたよこの人…)」


?「うひひひw」


ニック「な・なんだよその…笑いは…」


?「俺にラジオ体操2の振り付けをおしえろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
  2時間やってんのに2の振り付けが輪からねぇええええええええええええええええええええええええええええええ」


ニック「(2時間やってなんで2番目の振り付けが覚えられないんだ…?)」


悪男「ベリアルさん、落ち着いて…」

ニック「そうだ!落ち着けよ!そんくらい調べてじっくりやれば…!」

 

ベリアル「ククク…」


悪男「?」

ニック「?」


ベリアル「俺のレスリングを見ろ!!!!!!」

 

ベリアルはいきなりニックの頬にビンタをかました。

 

ニック「ぶっ!!!」

 

ニックは3メートルほど吹っ飛び、部屋中に砂埃が起こった。

 

そして地に仰向けで倒れるニックはおもった。

 


世の中はそう甘くないと…

 

 


ベリアル「今日は!!!!!!!」


悪男「今日は?」


ベリアル「てか、今から俺は散髪する!!!散髪!!!!!!!!ヌフフフフフフフフwwwwwwww」

 

悪男「なにを…やめ!!!!!!!」


ベリアル「ベリアルカットを味わえ!!!!!!!」


悪男「やめてください!!カットじゃなくて絶対髪の毛毟りますよね?だってはさみ持ってませんよね!?
   お願いですからやめてください!!!!」


ベリアル「しまった!!!!!!!!俺はさみもってねえええええええええええええ」


ベリアルはそう最後に叫ぶと、姿が消えていった。

 

ニック「大丈夫か…悪男…」


悪男「な…なんとか…」


ニック「あいつ死に際の遺言絶対意味不明だな…」


悪男「あの人の死に顔もなんかたぶん鬼の顔でしょうね…」


ニック「取りあえずこのたわし…bとr…危険だ…どうにかしないと…」

 

━1幕終了━

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