・・・・・・





もう覚悟はできていた。





これが殺される側の心情なのか・・・・・・





以前ダイアンでアークって奴が死んだらしいが、こんな感覚だったのだろうか・・・・・・





それにしても、酷すぎはしないか。 何で死ぬのをはらはらと待たなくてはならないのか。





いや、俺だって、戦闘能力はある。 反撃だって可能かもしれない。




・・・・・・・・・・・・が、しかし、相手が悪すぎたようだ・・・




やはり俺は、知りすぎてしまったが為に、化け物に睨まれてしまった・・・・・・





狼に睨まれた羊、って状況だな・・・





はぁ・・・ せめて国王に告げておけばよかったかも知れない・・・





いや、もう手遅れだ。 それに、この事に国王が関われば羊がもう一匹増えただけだろう。





国王を、いや、レニウムを最期に救えただけでも良かったとしよう。





俺が悪いのだ。 罠にはまった俺が・・・・・・・・・・・・









俺が悪いのだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・












俺が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

















ガチャ・・・



???「テクノ=リアヴェルだったかな? 天国からのお迎えがやって来たぜw」


テクノ「・・・」











グシャッ・・・・・・・・・・・・・・・




中間ストーリー5


〜緊急事態〜


〜PM:2:00〜議事堂付近の木の影の影にて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



真治「・・・・・・? 何か街の様子が騒がしいな・・・」

勇治「気のせいじゃないの?」

真治「心なしか、兵士達の動きも慌しくなってきてるぞ」

勇治「取り敢えず街に行ってみよう」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


真治「・・・ホントに騒がしいんだな・・・;」

民1「・・・そんな馬鹿な・・・ 何故鉄壁の防御が破られたのか・・・」

真治「すいません、何かあったんですか?」

民2「ま、まさか・・・こんな事が・・・」

真治「これはいったいどういう事ですか?」

副管理民3「ストーリーのネタが・・・思い浮かばない・・・」

真治「いったい何があったんですか?」

アーク4「我よ・・・蘇れェェ!!」



真治「ええい!! アホ共のせいで話が進まねえじゃねえか!!」

勇治「兄さん・・・怒らなくても;;;」

真治「一人だけまともな事言ってくれたな、何があった?」

副管理民3「俺のことかな?」

バキッ グシャッ 

民1「そ、それが・・・」





  朝刊新聞  19XX年  8月 10日 金曜日



国王直属の幹部が謎の失踪?



 グレナル国ワルク街の議事堂にて、国王直属の幹部テクノ=リアヴェル氏が失踪する事件が発生。
第一発見者の執事曰く、「全く物音もしなかったし、警備はいつも通り堅牢であった。 廊下を警備して歩いていると、窓ガラスが割られ、足跡がテクノ様の部屋まで続いていた為、慌てて兵士達を呼び、恐る恐るドアを開けると、誰もいなく、足跡はテクノ様の椅子の前で消えていた。 コーヒーもまだ温かった。」と供述している。
 また、机の上からはテクノ氏の愛読書が置いてあり、栞に挟まれたページだけ血が付いていた。DNA鑑定を行ったところ、テクノ=リアヴェル氏の
血液で間違いないということが判明。部屋には特に乱闘した様子も無く、死類ガスも摘出されなかった。
 さらに、グレナルを収める国王レニウム=ジェイコス様の供述によると、失踪の前日から、”もう会えない”といったような事も供述している。
警察は、テクノ=リアヴェル氏に恨みを持つ者の動機を調べたり、全総力を消費して捜索するとの事です。



真治「なんだ、かっこいいじゃないか。」

勇治「そんな・・・そんな簡単にやられるものなのか・・・」

真治「・・・・・・」


10分間程、沈黙が続いた。




故郷の街を護る筈の部隊がいとも簡単にやられるとは・・・




これではまるでお遊びではないか。






???「貴様だな!!! テクノ様を殺ったのは!!」





真&勇「!!!」







ぎるぎあ「私ではありません!! 決して!!」

アナトス「嘘こくな!! 現場に近く、常に武器を持っているのはお前しかいないだろうが!!」

???「やはり捜索に行かなくて正解だったなw 犯人はもう遠くに移動したと見せかけてテクノを捜索中の隙に堂々と逃げようとするつもりだったんだろうなw 甘いんだよw」

アナトス「ロゼル様、どうします?」

ロゼル「もちろん死刑だw 全国民の前でなww」

住民1「こいつがテクノ様を・・・許せない!!」

住民2「すぐに私の目の前から消え去って!!!!」

真治3「テクノ様も天国で喜んでいる事でしょう・・・貴方に罰があたったのです!!!」

勇治4「さらばだ愚か者よ・・・!」

ぎるぎあ「ちょっww 説得ぐらいしてください! シリアスなシーンなんだし

真治5「嫌だと言ったら」




まさかの事件に遭遇した真治達。

果たしてテクノを連れ去った犯人は・・・


 

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